賃貸などの集合住宅では、「生活音が気になる…」などのケースが少なくありません。
家にいる時間が長くなった今、「音」環境についても、より快適な生活を送るためのポイントといえます。
今回は、賃貸探しの参考になる「防音性に優れた賃貸物件の特徴」と、住んだ後からでもできる防音対策をご紹介します。
防音の性能や対策に優れた賃貸物件の特徴とは？
防音性が低いと、周囲の音が気になるだけでなく、自分が出す生活音も、近隣に対して常に気を使わなくてはなりません。
防音性に優れた賃貸物件の特徴を見ていきましょう。
まず、防音性で構造を選ぶなら、RC造とも呼ばれる「鉄筋コンクリート造」がおすすめです。
鉄筋コンクリート造は、壁の密度が高く、厚みもあり、室内に音が伝わりにくい特徴をもちます。
つぎに、住戸の位置については「角部屋」が有利です。
角部屋なら、隣の住戸と接する面が限られます。
さらに最上階や1階なら、上下階と接するのも1面のみですから、騒音トラブルが起きにくいでしょう。
角部屋でなくても、「隣との間に収納がある間取り」もおすすめです。
収納の空間が音を遮る対策となりますから、間取り図や内見などでチェックしたいですね。
くわえて、「二重窓」の賃貸は、防音対策の面でも優れているといえます。
音は、窓からも、道路などの周辺の騒音が入ってきます。
二重窓であれば、外側と内側の窓の間に、空気層ができて音が二重になった間で反射するため、音を防ぎやすいのです。
【音の種類別】賃貸物件ですぐできる防音対策
2種類の音のうち、前述の「空気音」とは外の音が空気を伝わってくるもので、窓などから聞こえてきます。
もうひとつの種類である「個体音」とは、振動によって伝わる音で、壁や床面から伝わってきます。
空気音の対策としては、窓やドアの隙間をふさぐことが有効です。
たとえば窓からの音が気になるときは「防音カーテン」を活用します。
音漏れは、ウレタンやゴムでできた「防音テープ」を使い、ドアや窓の隙間をふせぐのがよいでしょう。
一方、上下階との間で気になる「個体音」については、自分の住戸からの音を伝えない対策が有効です。
「スリッパを履く」「ラグを敷く」だけでも、足音や家具を引く音の伝わりを軽減します。
家電のモーターによる振動音には、対策アイテムとして「防振シート」を用意して、家電の下に敷くとよいですよ。
まとめ
対策や音の種類など、賃貸物件の防音性について解説しました。
話し声やオーディオの音などが気になるケースもありますが、これも空気音に分類されます。
壁などで遮られると音が軽減されるので、はがせる防音シートなどで壁を補強するのもおすすめです。
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