自家用車を所有していると、賃貸物件を探すとき「駐車場」についても考えなければなりません。
まず、すべての物件に駐車場がついているわけではないため、駐車場付きの物件を探す必要があります。
また、駐車場には大きく分けて平面タイプと立体タイプの2種類があり、単純に駐車場付き物件として一括りにはできません。
今回は賃貸物件の駐車場について、種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
賃貸物件の駐車場の種類や特徴とは？「平面駐車場」について
賃貸アパートや賃貸マンションで、いちばんよく見るタイプが「平面駐車場」でしょう。
一般に、建物の1階部分や屋外が駐車スペースになります。
同じ平面タイプでも、屋内と屋外では利便性が大きく異なります。
駐車場が屋内にある場合、地面はコンクリート舗装がほとんどですが、屋外にある場合はアスファルト舗装が多く、土や砂利の場合もあります。
屋外の駐車場は、いわゆる「青空駐車場」で屋根がありません。
野晒しになるので、車が汚れやすいのがデメリットです。
また、部屋から車までの距離があるため悪天候時や荷物の多いときの乗り降りも不便です。
ただし、天井高さを気にしなくてもよい点は、屋外にある平面駐車場の最大のメリットと言えるでしょう。
立体タイプに比べて運転初心者が使いやすい点や賃借料が安い点は、平面タイプ共通のメリットです。
賃貸物件の駐車場の種類や特徴とは？「立体駐車場」について
商業施設やオフィスビルなど街中に多いのが、「立体駐車場」です。
立体駐車場には自走式と機械式の2種類があり、どちらもマンションでも採用されているタイプになります。
自走式タイプの駐車場は、スロープをぐるぐると自分で運転して昇降します。
自家用車通勤など毎日運転する人にとっては、時間がかかるのがデメリットでしょう。
また、物件によっては最上階に天井がなく、雨風にさらされる場合もあります。
機械式の場合は、車をリフトに載せて機械操作で所定の位置にとめます。
そのため自走式タイプと同様に、駐車時に時間がかかります。
加えて、リフトの大きさによって駐車できる車に制限があることと、駐車場のタイプとしては維持費が一番高くなることがデメリットです。
ただし、立体駐車場に共通して言えるのが、平面駐車場に比べて管理が行き届いているので、盗難やいたずらなどのトラブルに見舞われづらい点がメリットになります。
まとめ
最近は、都心部に行くほど駐車場のない物件が増えてきています。
また、単身者や若い世帯では自家用車を所有していないのも珍しいことではありません。
そのような中で駐車場付きの物件を探すのは簡単とは言えませんが、賃料だけでなく駐車場の種類についても十分考慮してライフスタイルに合った物件を選ぶようにしましょう。
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