賃貸を探すとき、築年数を決め手にする方は多いのではないでしょうか。
不動産のポータルサイトでも、築3年以内・築10年以内・築20年以内のように選択できる項目があります。
そこで賃貸物件の築年数はどのような目安になるのか、また築古のメリットや注意点を確認していきましょう。
賃貸の築古物件とは？：築年数の目安
賃貸物件を探すとき、建物の築年数は目安のひとつです。
一般に築1年未満を新築と言い、年数の浅いものは築浅と言います。
そして築年数の長いものは築古と呼ばれ、建物や設備の古さも目立ちます。
しかし新築や築浅は人気が高いため、必ずしも希望エリアに空室があるとは限りません。
そのため間取りや駅までの距離などの条件が変わらないなら、築年数を広げるだけで選べる部屋数は増えるでしょう。
築10年以上でもきれいな物件は多い
築10年を超えると、建物や室内の使用感は目につくようになるでしょう。
しかし適切なメンテナンスにより、築浅と同等のきれいさを保つ物件は珍しくありません。
また賃貸物件の場合、前住人が退去する際はハウスクリーニングを実施するのが一般的です。
さらに古くなったり壊れたりした設備は、その都度交換されるため設備は新しい場合もあるでしょう。
したがって賃貸物件を探すときは、築古も候補に含めると希望の部屋に出会える確率が高まります。
賃貸における築古物件のメリットと注意点
築古の賃貸物件は、家賃が安い点が大きなメリットです。
また敷金・礼金ゼロや当初家賃無料のフリーレントを導入しているパターンもあるため、初期費用をおさえたい方におすすめです。
そしてリフォームやリノベーション済み物件なら、築30年以上でも室内は新築同然の部屋があります。
設備も新しく交換されているため、家賃をおさえながらグレードの高い部屋に住めるのもメリットのひとつです。
築古物件の注意点
昭和56年5月31日以前に建築確認を受けている建物は、旧耐震基準によって建てられた住宅です。
そのため建物の強度や耐震性が不足している恐れもあるため、耐震リフォームなどが実施されているかどうか確認しましょう。
なお旧耐震基準の建物であっても、新耐震基準を満たしている築古物件もあります。
まとめ
賃貸物件を選ぶときの、築年数の目安と築古のメリットについて解説しました。
古い建物であっても、適切に管理されていれば築浅と同じように住める建物があります。
そのため部屋探しの際は、不動産会社の担当者に相談したり内見で直接確認したりしましょう。
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