賃貸物件を契約する際には「連帯保証人」が必要です。
なぜ連帯保証人が必要なのかご存じですか？
またどのような人に頼めばよいかなどよくわからず、不安に思っている方も多いと思います。
そこで今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、契約時に連帯保証人をたてる理由や条件について解説します。
賃貸物件を契約する際に連帯保証人をたてる必要性とは？
「そもそも連帯保証人とはなにを意味するのかわからない」という方もいるでしょう。
簡単にいえば「借主と同等の責任をもつ人」です。
借主が家賃を滞納したり、設備を壊した際に修理費用を支払えなかったりと、何か問題が起きた際に借主に代わって支払わなければなりません。
連帯保証人をたてることについては、昔からの習わしのように感じている方も多いかもしれませんが、民法で定められている制度なので法的な効力がありますよ。
なぜ連帯保証人をたてるのかは、大家さんの立場になって考えると納得できます。
物件を貸しても、家賃の滞納や、借主が破損したものに対する修理費用が発生した場合、大家さんにとっては大きな損害です。
このようなケースが起きないとも限りませんから、保証がなければ大家さんは不安で物件を貸せませんよね。
連帯保証人をたてる理由は、借主から家賃や修理費用を回収できないときのためなのです。
また金銭的な保証だけでなく、家財道具の引き受けも保証に含まれます。
改正前の民法では保証の限度が定められていませんでしたが、現在は契約書に保証の限度内容が記されているので、確認してみましょう。
賃貸物件の契約の際に連帯保証人になってもらうための条件とは？
連帯保証人には、賃貸物件において借主と同じ責任を担うという重要な意味があります。
そのため誰でもなれるわけではないのです。
連帯保証人として認められる条件は以下の2つです。
●問題が起きた際に、借主の代わりに保証できる余裕がある人
安定した職業に就いている人や、持ち家を所有している人は、スムーズに認められます。
契約社員や自営業の人は、厳しく審査される可能性がありますよ。
●借主と近い関係の人
親や兄弟など、二親等以内の人にお願いするのがよいでしょう。
会社の同僚や上司、また友人などは将来トラブルになる可能性がありますから、なるべく避けることをおすすめします。
まとめ
今回は、賃貸物件を契約する際になぜ連帯保証人が必要なのか、またお願いする際に基準となる条件についてご紹介しました。
スムーズに契約するために、親や兄弟に前もってお願いしておくとよいですよ。
保証してもらうような事態を防ぐために、日ごろから生活費を節約したり、いざというときのために貯蓄したりと、安定した生活を送るための心がけが大切ですよ。
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